◎野遊６ 霊妙な景色の須恵器薬壺 平安時代９世紀 仏教美術 須恵器 土器 花器 山茶碗 茶道

サイズ 高さ１７ｃｍ 胴径２０、４ｃｍ

説 明 キズはありませんが土器の様な焼上がりのため全体がカセています。水を入れると全体から沁み
出てきますので花器として使用する際はオトシを仕込んで下さい。濡らすと少し土臭がします。
焼成と素朴な作行から東海などの大産地製ではなく地方の小規模な須恵器窯の製品かと思います。
それでも器表に現れたドラマチックな景色が粗い作行と相俟ってこの壺に唯一無二の存在感を
与えています。灰白色の器面に突如として沸き上がった黒雲の中に映るのは三日月か？魔神の
乗り給うた船か？この壺の中には何が封じ込められていたのか…
一千年の時を経て全てが浄化され、今や夏草を楚々と受け留めるのみです。

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